千秋の後ろから、黒髪が見えた。 「ほら、いつまでそこに居るつもりだよ・・・悠貴」 「!!!」 千秋に背中を押され、前へ出てきたのは悠貴だった。 「じゃあ、うちらは外に居るから~」 「ごゆっくり~」 なんて、のんきな言葉を残し皆は病室から出て行った。 病室には、私と悠貴の2人だけ・・・。