「えっ・・・」 「真綾が病院に搬送されたときにうちら医者から聞いたんだ・・・」 「真綾・・・ほとんど目が見えてないんでしょ?」 「うん。高2の夏休み明けぐらいから急に視界が歪んだり霞んだりして・・・」 二人に何も言わなかったことに罪悪感を覚え少し目を伏せていると。 「ねぇ真綾。あたし達ってそんなに頼りなかった?」 唯の震えた声が聞こえた。