この間、まりあにもう少しだけ待っててくれるかと言った。 まりあはずっと待ってるって言ったけど……。 こいつはその意味を分かってんのかな。 ……いや、分かってねぇな。 「燈弥?どうしたの?」 「あ……なんでもねぇよ」 まりあは不思議そうに首を傾げると、オムライスを一口食べた。 「ん!!美味しいー!!」 美味しそうにオムライスを食べるまりあを見て、俺もつられて頬が緩む。