ふぎゃふぎゃ~
何かのスイッチが入ったように七恵が泣き出した。
俺たちは顔を見合わせて笑った。
当分甘いのもお預けだな。
「なあ音々」
と呼びかけると、
授乳のためペロンと胸を出した音々が
「なんですか?」
と返事をする。
うわっ
「い、いやいい。」
と言って視線をそらした。
大して大きくなかった音々の胸が2倍くらいに丸く膨らんでて、
全く気にせず見せられるのは、やっぱ慣れないな。
妊娠してからなんかボリュームが出たとは思ったけど、
あんなになるなんて女のカラダって神秘だな。
う~ん、触りたくって堪らない俺は変態なんだろうか。
横目でちらりと音々を見ると、
母親の顔をしている。
まずいな。俺も、父親らしくならないとな。
「八起さん」
音々が声をかけてきた。
「なんだ?」
「窓、開けてください。」



