「苦しくないか?着替えたほうがよくないか?」
「ああ、もう!何度目ですか八起さん。
そんなきつく締めてないし、
昔の人は産むまで和服着てたんですよ?
それに、
初めてのお祭りくらいおしゃれして隣を歩きたいんです。」
「音々…」
「どんどんお腹も大きくなるだろうし、
子供できればいつ着られるかわからないじゃないですか。
だから
見て欲しかったんです。
浴衣の私。
褒めて欲しかったのに。」
ちろりと上目遣いで俺を見てきゅっと手を握ってくる。
ずっきゅうう~ん
可愛すぎんだろう。
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