泣いて、泣いて、泣いて。

何処を どう走ったのか。

私は女子トイレの個室に飛び込んだ。

「……ぅ……っく。」

解ってた。

彼は他人に興味なんか持っていない。

そんな孤高に輝く彼が、私は好きだった。

だから、断られても当たり前。

そう思ってた。

なのに。

いざ断られると……こんなにも辛い。