翔織。

もう1度この町に戻って来てくれて、有り難う。

独りで何でも やろうと する貴方は、独りじゃ何も出来ない私の、憧れ。

10年前、私を護ってくれたように、今度は私が、貴方を守るから。

貴方を忌み子なんて、呼ばせない。

貴方は、とっても綺麗な心を、持っているんだもの。

幸せに してね、翔織――。