空と君と俺と。

しばらくして、あの店員がアイスコーヒーを持ってやってきた。



そして、俺の向かいに腰を下ろした。


おいおいおい。


あんた仕事中だろうが。


それに俺は客だぞ?


俺はアイスコーヒーを一口飲んで言った。


「あの、仕事は?」


店員はさっきと裏腹な態度で言った。



「零也くん以外客いないしいーの。店長も1時半にならなきゃ帰ってこないし」



ペラペラと語る店員の言葉を遮り言った。


「ちょーっとまった。なんで俺の名前知ってんの?」


店員はあぁ、と声を漏らしてから言った。


「俺は君の通ってる大学の4年生。山崎奏磨(ヤマサキソウマ)って言うんだ。よろしく」


さっきの笑顔とは違い、はにかんだ笑顔を見せた。