君色【完】








それだけ冷たく言い放つと、部屋から出て行った。



────ガチャ、パタン




そのドアの音が、とてつもなく冷たく感じた。







「......颯太...?」




なにが起きたかわからない。

これは夢?
そうだ、夢だ。

悪い夢。