君色【完】







窓の外はもう、暗くなってきていた。







「───じゃぁ、気をつけて帰るように!」


放課後、先生の合図でみんないっきに教室を出て行った。



案の定、もうとっくに雨は降り出していた。



どうしよう...。

千恵ちゃんとは家が別方向で、すぐに別れちゃうしな...。