僕、男の子なのです☆








僕の前に来ると、陸は眩しいくらいの笑顔を見せた。



「ねぇ!セノ、見ててくれた??」


「うん‼もちろんだよ!凄くかっこよかった‼」

「ッ///」


僕も陸にお返しのつもりで笑ってみせると、何故か陸は言葉を詰まらせ顔を赤くした。



「どうしたの?」


「な、何でもないよ?!」


明らかに少しおかしいような気がしたけどそっか…とあまり深く考えないことにした。



「それにしても…ギャラリー凄いね?」


「確かに…皆ケバイ。。。」


「信悟…そんなにハッキリ言っちゃったら可哀想だょ」



信悟の顔を見ると少し眉を寄せて困ったように笑った。



「そう、だね…でも、俺は女は苦手、かな…」








え…?



「また、聞いてよ。セノになら言える」



嬉しい。けど、僕はその話を聞いてもいいのだろうか…



「セノ?」


顔を覗かれたことに驚いて顔を勢いよく上げた。


そんな僕をどうしたの??って笑った信悟に嘘をついている自分が怖くなった。