小さな小さな恋物語

なにをやりたいんだろう。あんな邪魔するようなことして。


なんであんなことしたのよ。


ツカツカと歩きながら考えていると誰かにぶつかった。



「あっ! すみません」


ぶつかった人を見るために顔をあげた。


「いえ。大丈夫です……って、佑希?」


顔をあげるとそこにはヒロ兄ちゃんがいた。


「ヒロ兄ちゃん!」


驚きのあまり声が大きくなってしまう。