ガラスの靴をもう一度



「これから先も、ずっと一緒だよ。当たり前だろ?」

そう言って、額にキスをしてくれる。

だけど、それだけじゃ物足りない。

「職場も一緒なのに、何でかな?雅貴と、もっともっと一緒にいたいと思うのは」

「それは俺も一緒。秘密の関係がもどかしいくらいだな」

「うん!もどかしい…」

嬉しい。

雅貴も、そんな風に思ってくれてるんだ。

そうなのよね。

誰にも話せない関係がもどかしい。

悩みを打ち明ける人がいないんだもの。

崇史さんじゃ論外だし…。