ガラスの靴をもう一度



心配…?

だったら、どうして笑ってたの?

連絡もくれなかったの?

なんて、そう思うのは間違ってるよね…。

ただ、思っていても口には出せないけど。

私は、雅貴とぶつかる勇気がないから。

「心配しなくていいよ。雅貴が心配したって、仕方ないから」

ふて腐れる様に言うと、雅貴は少し怒った様に応えた。

「何で、そんな言い方をするんだよ?途中抜けなんてして、どれだけ心配したか…」

“途中抜けなんて”

麻生さんの歓迎会で、途中抜けして感じが悪かった?