「………ん」 聞こえた声にドキッと胸が飛び跳ねた あれ、この声―――… 暗闇に慣れてきた瞳が、目の前の人物を捉える 茶髪の癖毛に綺麗な顔立ち 「…………え?」 「なに、あんた」 凛とした綺麗な声 寝起きのせいか潤んだ瞳