聞いてなかった!




あちゃーあたしまたやっちゃったか!





カバンを置き走り出そうとした足を止めて、あたしは女の子を見た




「ありがとね!いってくる」





「うん、がんばって」




めちゃくちゃいい子だぁ





友達になってくれるかな




頭の上に音符を浮かべながら、あたしは体育倉庫に向かった