「もしかして、凛斗を知らないの?」 「え………?」 王子様の視線は、背の高い繭から下りてあたしに向いた え、も、もしかしてあたしに言ってるの? 「本当に知らない?」 「え、う、うん知らないよ」 夢の中の王子様としてならもう随分前から知ってるけど 「微かでも記憶にない?」 頭の中を巡らせても接点は何も浮かばない どうしてそんなに聞くの?