今日は昨日読んでいたコミックスの続きを読んでいたら、肩を遊馬に叩かれた。


遊馬は無精髭を剃って、きちんとスーツを着こなしている。

髭を剃った遊馬は、兄貴と同様年相応に見える。

老け顔には変わりないけど。


普通に社会人なんだ。遊馬も。


「よう。最近反抗期だって?彼氏に」

カチン、ときた。

「……意味が分かりません。つーかあっち行け」



不機嫌そうに睨んだが、遊馬はどこ吹く風とばかりにそれを無視した。

そして、私の髪を掬い上げた。



「お前さ、髪の毛傷んでんな。これ切ったら?さっぱりするかもしんねーよ?」

「うるさい」

悪態をついてみたけど。