深層融解self‐tormenting

破壊活動でも創作活動でもボランティア活動でもいい!!


とにかく何かしてこの真っ黒な気持ちを忘れたい!!


先生の事なんか私の記憶からリセットしてやる!


そこら辺、私の思考は兄貴の凱とそっくりだと思う。



ああ、誰か付き合えそうなヤツいないかな……。


そうだ、舞に付き合わせよう!



急いで舞に電話をかけると、何コール目かでようやく繋がった。



「華音?どしたのこんな時間に珍しい」

「…暴れてぇ……なんかイライラが吹っ飛ぶことないか?」


は?と一瞬固まった舞が、すぐ後でゲラゲラ笑いだした。


「なんかヤな事あったのー?いーよ、うちら今、カラオケ来ててさ。メンツ足んないからアンタもおいでよ。駅前の『wing』ね」

「わかった、すぐ行く!!」



舞にその場所を聞いて、急いで着替えてバスでそこまで移動した。

沸騰した頭は今だ冷えず、それどころか逆に沸々と怒りが沸き上がってくる。



舞がいる個室の前で、トントン(拳でたたいたからガンガンだったかも知れない)とドアをノックしたら、舞が出てきて手を会わせて拝むポーズを取った。


「合コンなんだけどさ!女子のメンバーが一人足りなくて困ってたのさー。アハハハ。ま、テキトーに流して、テキトーに歌って?ちなみに、S高の男子が三人と、うちらのクラスの女子、アンタも入れて三人だよ」



知るか。合コンなんぞに用はない。


私はマイクに向かってこのイライラをぶつけたいだけなんだから!!!!



「きらら…かのんちゃん?マジカワイーんですけど!!」


うるせぇチャラ男。


「アド交換おっけ?」


黙れキモオタ。