深層融解self‐tormenting

え、ちょっと。なんで今この状況で!?

「お前が悪い。煽りすぎ」



そう言って、水面下では先生の手が、私の下の方の水着の中をさわさわと…。



「ちょっ…と!家族連れとかいるのに!」


情操教育に悪いってば!!


「駄目。無防備過ぎる、お仕置き、な」

「んっ…ぁ!」


さわりと撫でられたら、嫌でも声が出てしまう。


「……勝手に行くな。俺の目の届く所にいろ」




尚も執拗に撫でられながらそんな事言われたら、もう「はあい……」って言うしかないじゃないか。



「信じらんない。……人が一杯いるのに。ヤらしい事した……」


ようやく足が着く所まで戻ってくると、さっきの羞恥プレイを思い出して赤面するばかりだ。


「そうでもねぇよ。回り良く見てみろ」

「?」



先生が指差した方を見ると、何組かのカップルがいて、それぞれがかなり密着してイチャイチャしている。



え、それ以上ヤっちゃうのか!?なんて一組のカップルをガン見していたら、案の定、濡れるような濃厚なキスを人前でやらかした。

「……うわ」


嘘でしょ!?


「だからさ、気にするヤツなんていないから」

「でも他に……」

言葉を発する間もなく、私の唇も塞がれた。

あれ?プールって本来こういう遊び方するんだっけ?なんか違うような。


つか、絶対違うよね?