深層融解self‐tormenting

だって先生ってば、カレカノとして付き合ってるにも関わらず、勉強会の時はスパルタなんだよ。

鬼だよ。角が生えてるもん。

「休んで何すんの?」

「どっか行ってデート…とか、どう?」

デート!?

そう言えば、二人きりでデートなんてしたことないよね。何でか嬉しい!

「私っ!千葉のリゾートパークに行きたい!絶叫系アトラクション制覇したい!」

「却下。俺絶叫系絶対乗れない。酔うから」

何でよ!?絶叫系乗りたい喚きたい!!それにあんだけスピード出してバリバリにドリフトかましてるのに、絶叫系に乗れないなんてどゆこと!?

「……俺さ、自分の運転は自分の技術を知ってるから、どのくらいの加速でどのくらいの圧がかかるかとかは、わかるんだよ。けど、絶叫系アトラクションの場合、どんな圧力がかかるかわかんねーだろ。だから嫌いなの」


………なんじゃそりゃ!!もういいよ!!!!


「……じゃあさー、室内プールのスライダーもダメなわけー……?」

あれも絶叫と言えば絶叫系だよね。

ちょっと睨み付けながら、先生を見た。すると先生は渋い顔から一転して笑顔を見せたではないか。

「いや、プールは好き。むしろスライダー大好き。特に二人乗り。スライダーがある室内プールに行くか?」

ようやく話がまとまったー!

「いくー!去年買った水着、一回も着ないうちに夏が終わっちゃったんだよね。今年は絶対着たかったんだ!!」

去年、舞と一緒に行って買った、白地ベースに大きな花柄の大人っぽいやつ。舞に勧められたんだっけ。

水着の話が出た途端、先生が怖いくらい真剣な目で私を見た。