新緑も目に鮮やかな若芽となり、少し汗ばむ季節になった。


日に日に暑さは増していき、生徒達が着る夏服の白さが目にも眩しい。


ちなみに華音が、高校生活最後の夏服だと目一杯スカート丈を短くしていたから、それはすぐに止めさせた。膝下にしろと言ったら白い目で見られた。



あいつのツンはどうにかなんねーのかマジで?



そんなところが可愛いんだけど。可愛すぎて、未だに手を出したくない焦らしたい自分はマジで変態の仲間入りかも知れないけど。

でもアイツごくたまに従順になる時あるしな。ヤらしい事しようとするときとか。

でもまだ最後までヤってねーけど。焦らしてゆっくり色々教え込むつもりだし。


あれ、これ変態思考?





今日は朝から全校集会。かったりぃ。

そのため、職員会議は時間を繰り上げて開かれる。


「あれ?宮藤先生は?」

俺の前の席で安藤さんが訊ねてきた。

「屋上で一服じゃないですか?」

校内禁煙だからって、不良みたいな事してんじゃねーよ。