ものすごい速さで峠を駆け抜ける私達の視界に飛び込んで来たもの。それは………。



街の、灯り。

1つの街の光の集まりがイルミネーションのように、キラキラと輝いていて。




絶景、だった。




ジェットコースターなんかより、もっとスリルがあって、もっとワクワクする。


《先生》のハンドル捌き一つ一つに鼓動を感じる。




それを握る先生の横顔。



一人占めしたいと思った。



この《世界》を、もっと、まだ、見たい。