それから時間をかけて、夢の中でゆずに会った事やこの場所に来たことを、かいつまんでみんなに説明した。
いきなり言われても、信用されないのは分かっている。
だから冗談目かして夢の中で起きた事を説明したんだけど……。
「……じゃあ、お前は夢の中で‘ゆずき’っていう女の子に会ったんだ?」
「うん。フツーに考えたら信じないよね」
最初は私だって信じられなかったもん。だから、へらっと笑って先生を見て茶化してくれるのを待つ。
「寝ぼけてんなよ」とか「へぇ偶然?」とか、そんな言葉を期待して。
だけど先生の顔色は、何故か真っ青だ。
そして先生が真剣な顔で言った。
「いや……。お前の踵に傷がある。その傷、家を出る時にはなかったよな?」

