深層融解self‐tormenting

有名なのは、この露天風呂じゃなくて、多分混浴が出来るって言う方のお風呂のことだろうなーって考えた時には、もう小さい露天風呂の中にどっぷり浸かっていた。


春の薄曇りの中、時折差す陽射しが眩しい。


だけど暑くもなく寒くもなく、良い感じの気候についつい眠気も催ってくるってもんだよね。



湯船の中でうとうとしかけた私の眼前に、はらりと何かが舞ってきた。


桜の花びらだった。


桜の木があるのかな?



上を見上げて思わず「ふおぉ…!!」と、感嘆の声を漏らす。



露天風呂の上には桜の木が何本か立っていて、それは見事な花を咲かせているからだ。


「ここだけでも、じゅーぶん絶景だなぁ…」


桜の木は、絶えずはらはらとその花を散らしていく。



幻想的な風景に、時が経つのも忘れてついつい魅入ってしまった。