「潮風が、気持ちいーね!」
海辺で酒瓶を広げ出した兄貴達は放っておいて、私と先生とクリスはテトラポッドが並ぶ岸壁で太陽の光を反射して煌めく水面を見つめていた。
3月末の、まだ少し寒い潮風が髪の毛を弄んですり抜けていく。
春休みだからか、子供連れの家族もちらほらいて、みんなで磯遊びなんかやっていたり。
その中の一組、小さい女の子とボール遊びをするお爺さんが微笑ましくて、ついそっちをじっとみていると。
女の子は5歳ぐらい。
ボールをわざと海の方に投げては、お爺さんが走って取りに行く様子を笑って見ている。お爺さんはと言えば、息も絶え絶えに汗だくになってボールに振り回されてる感じだ。
………どこが微笑ましいんだよ!
全然微笑ましくないやんか!!!!
とうとう女の子は海の中にボールをぶん投げた。
思わず皆で唖然としたけど、一番呆然としていたのはその子のお爺さんだ。
「こら!」と誰かがその子を叱る声を聞き流し、私は海に向かって駆け出して岩場に落ちたボールを捕まえようと手を伸ばす。
だけど波に揺られてボールは段々遠くに離れていく。
海辺で酒瓶を広げ出した兄貴達は放っておいて、私と先生とクリスはテトラポッドが並ぶ岸壁で太陽の光を反射して煌めく水面を見つめていた。
3月末の、まだ少し寒い潮風が髪の毛を弄んですり抜けていく。
春休みだからか、子供連れの家族もちらほらいて、みんなで磯遊びなんかやっていたり。
その中の一組、小さい女の子とボール遊びをするお爺さんが微笑ましくて、ついそっちをじっとみていると。
女の子は5歳ぐらい。
ボールをわざと海の方に投げては、お爺さんが走って取りに行く様子を笑って見ている。お爺さんはと言えば、息も絶え絶えに汗だくになってボールに振り回されてる感じだ。
………どこが微笑ましいんだよ!
全然微笑ましくないやんか!!!!
とうとう女の子は海の中にボールをぶん投げた。
思わず皆で唖然としたけど、一番呆然としていたのはその子のお爺さんだ。
「こら!」と誰かがその子を叱る声を聞き流し、私は海に向かって駆け出して岩場に落ちたボールを捕まえようと手を伸ばす。
だけど波に揺られてボールは段々遠くに離れていく。

