「はい、と言う訳で、ロフトで二次会な!!因みに一番負けたもんは、凱の店で一日タダ働き。凱本人の場合は、ここの支払いを全額払ってもらう」

「真剣勝負だよね?イカサマ無しだよね!?」


……華音は必死に聞いてるけど、コイツらにイカサマ無しとかあり得ないだろ。



ロフトに移動すると、本当に姉さんと安藤さんまでいて、コイツらの傍迷惑な行動につくづく嫌気がさした。


華音はと振り替えって見ると、眠そうにうつらうつらとしている。

ロフトに座り、舟を漕ぐ華音の頭を肩に乗せた。華音の分まで俺が回すのか。溜め息が出るぜ。




ふと窓を見ると、雪は何時しか止んでいて、明日の朝の交通状態が気になった。


それと同時に、明日の朝、華音が誕生日兼クリスマスプレゼントを見たとき、どんな反応をするのかも。



プレゼントを見て、華音の笑顔を一番先に見られれば良いと考えながら、クリスマスの夜は更けていく―――。



†せいなる よる?† end