深層融解self‐tormenting

そして、旅行当日。天気は快晴。


スキー板やスノボはスキー場でレンタルする事にして、ウェアや着替え、必需品を持って、皆で先生と温和さんが来るのを待っている。



ランチアには兄貴とクリス(兄貴が運転する)、春臣の車には鷹嘴先生と温和さん、それに安藤先生とかいう人。



そして、先生の車には、私。




やがて先生の車が家の前に着くと、準備が整っていた皆がそれぞれスキー場目指して車を出した。



スキー場へは車で2時間あまり。


久し振りに先生と二人きりになったからか、会話が乏しい。


だから黙々と持参したスナック菓子をぽりぽり食べてる訳なんだけど、時折先生の手が横から延びてきて、食べかけのお菓子を袋から浚っていく。


でも、それだけでも心の中が温かくなるのは、本気で先生の事が好きなんだなぁ、私って……と、改めて感じる。





スキー場に着いて、スキー組とスノボ組が受付で別れた。



スキーしかやった事ない私だったけど、先生とクリスが教えてくれると言う事で、スノボをレンタルした。春臣と温和さん、安藤先生はスキー。