「昨日は翻弄されたけど、今日はさせねぇから。見てろよ」
呟くクリスも、どこか楽しげで。
えっ、昨日も先生とクリス、会ってるの!?とか、色々疑問はあったけど、とりあえずは今、この追い掛けっこを私も楽しみたい。
どうやら山頂近くの自販機の前が、この追い掛けっこの終点だったようだ。
バタリ、と、向こうの車がドアを開ける音がした。
直ぐ様降りようとする私にクリスは「降りないで待ってて」と、手を押さえた。
が、一足早く、助手席のドアは開けられた。
私服の先生が身を乗り出して、私のシートベルトを外してしまう。
「おい、連れてくなよ」
笑いを噛み殺したように、クリスは声をくぐもらせている。
「ふざけんな。お前は今まで華音一人占めしたんだろ?次は俺だ。つーか帰りは俺が送る」
「どうしようかな?カノンが決めて」
えっ、いいの!?
「じゃあ先生と帰る!」
そのままお姫様抱っこで抱え去りそうな勢いで、先生に抱っこをされて車の外に出された。
「なんで、先生?ここに、いるの?」
先生を見上げると、先生は苦笑してクリスを見た。
呟くクリスも、どこか楽しげで。
えっ、昨日も先生とクリス、会ってるの!?とか、色々疑問はあったけど、とりあえずは今、この追い掛けっこを私も楽しみたい。
どうやら山頂近くの自販機の前が、この追い掛けっこの終点だったようだ。
バタリ、と、向こうの車がドアを開ける音がした。
直ぐ様降りようとする私にクリスは「降りないで待ってて」と、手を押さえた。
が、一足早く、助手席のドアは開けられた。
私服の先生が身を乗り出して、私のシートベルトを外してしまう。
「おい、連れてくなよ」
笑いを噛み殺したように、クリスは声をくぐもらせている。
「ふざけんな。お前は今まで華音一人占めしたんだろ?次は俺だ。つーか帰りは俺が送る」
「どうしようかな?カノンが決めて」
えっ、いいの!?
「じゃあ先生と帰る!」
そのままお姫様抱っこで抱え去りそうな勢いで、先生に抱っこをされて車の外に出された。
「なんで、先生?ここに、いるの?」
先生を見上げると、先生は苦笑してクリスを見た。