久「土方、そこを動くなよ?」 久坂さんは土方さんの方に足を進ませる。 土「栞を返せっ!!」 久「だよなぁ、返してほしいよなぁ。」 久坂さんは、クックッと笑いながら土方さんの目の前に立つ。 久「じゃあさ、一一一一一一一」 土「なっ………!!?」 久「ふっ、条件はそれだけだ。」 土「……………チッ、勝手にしろ。」 土方さんが頷くのを確認して、高杉さんは私から距離をとる。 私が高杉さんを見ると、高杉さんは笑顔で頷いてくれた。 私は、直ぐに土方さんの方に走り出した。