暫く付いていくと、あるドアの前で土方さんは立ち止まった。 土「本当は、こんなことやったらいけねぇんだろうけどなぁ……………」 栞「このドアの向こうには、何があるんですか?」 すると、土方さんは苦笑いで答えてくれた。 土「……………会場の舞台袖だ。」 栞「……………駄目じゃないですか。」 すると土方さんは、躊躇いもなくさっさと中に入っていく。 栞「えっ、ちょっ…………」 土方さんが見えなくなりそうだったから、私もやむを得ず、中に入ることにした。