暫くしてから、土方さんがふと洩らした。 土「そういえばお前さ、入学式は?」 栞「……………あ。」 土「お前さ、切腹………する?」 栞「……………。」 ヤバイねヤバイね。 土方さんに会えて、嬉しくて浮かれて忘れてた……… 私は、涙が少し浮かんだ目で土方さんを見た。 栞「土方さん……………殺さないで………」 土「殺しはしねぇが………ったく仕方ねぇな。栞、俺に付いてこい。」 栞「……………はい。」