その時、何故か俺には斎藤の後ろに悪魔が見えた。 しかし、それは平助にも見えたようで、平助は一瞬で静かになった。 斎「教頭、これで良いでしょうか。」 土「あ、あぁ。すまねぇな。」 斎「いえ、教頭の為ですから。」 斎藤は、敵に回さない方がいい。 その時、俺は深くそう思った。 土「んで、部屋が汚かったら駄目だよな?」 平「……………片付けまーす。」 平助が手を上げたが、俺は山崎を見た。 土「山崎、この部屋の掃除をお願いしたいんだが。」