寒い寒い体育館の中。 寒そうに震えるあなた。 来てしまった… 今日は貴の試合の日。 震えているあなたがたまらなく愛しい。 試合後…もう二度と送らないと決めたのに… 「私が居たのわかった?」 「たぶんわかった。」 「そっか。なんかごめんね?」 「なんであや謝るん?」 「なんか…。迷惑かなって思って。」 「いや、別にいいよ。 でも俺試合出れんかったけど。」 「でも、夏には出れるでしょ?」 「そりゃもちろん。出れるよ。」 「そしたら、夏の試合また見に行っていい?」 「もちろん、いいよ。」