紙ヒコーキに想いを乗せて




「届け、飛べ、ぶつかれ…」



ブツブツ呟くあたし。

ひらめいたはいいけど、向こうまで飛せる自信がない。
なんてったって、さっきもクラスの男子にバカにされたぐらいだから。



「え、ここから飛ばすの?」


「うん」



ヒナコは見守ってくれてるけど、正直今のあたしの胸はバクバク。



「い、行くよ?」


「うん」



そしてあたしは、淳平に向かって、紙ヒコーキを投げたーー……