紙ヒコーキに想いを乗せて




昼休みーー……あたしとヒナコは屋上に。



「幸、何をひらめいたの?」


「えへへ。実はー……」



と言って、最近着始めたセーターのポケットから、折り畳んである青色のルーズリーフを取り出した。



「ルーズリーフじゃん。しかも色ついてるやつ!」


「うん」



さっきの授業中、先生と重田にバレないようにこっそり書いた手紙。


白だとなんかありきたりだから、最近発売した色つきのルーズリーフに書いた。



「いつ渡すの?」


「まあまあ見てて」



ヒナコの視線を感じながら、紙ヒコーキにしておっていく。


そして、隣の校舎に目を向ける。



………いた。


寝っ転がってる。