「えー、でも
名前を覚えておいたら
いつか、見かける
事もあるだろうし」


「教えて教えてー」


教師達の強い押しに
負けて、『蝶』は
渋々、口を開いた。。


口をもごもごしながら
蚊の鳴くような声で


「た…き…な…れ」


と言ったが
誰も聞き取れない。。


更に皆にまくし
たてらた『蝶』は
大きな声で言った。。