「卒業してもしばらくは
忘れられへんかったけど
彼氏できたりして
だんだん好きな気持ちは
薄れていった。」
「じゃ、なんで…」
「コンビニでかずくんみたとき
すぐそうまくんの顔がでてきた。
今かずくんと仲良くなったら
そうまくんに会えると思った」
「利用した、ってこと?俺を」
「違う…」
何が違うねん…
「最初はそうやった。
そうまくんに彼女おらんって
知って喜んだ。でもそう簡単に
そうまくんには会われへん。」
「・・・」
「かずくんの友達呼んでって
言ったときも本間は
そうまくんがくるの期待してた…」
「もう、聞きたくない」
「かずくんとおるのに
そうまくんと会いたいって
気持ちがだんだん大きくなった。
アルバムとかみて余計に…」
「あ、だから…」

