友達は、部活で忙しくて 私に構っている暇なんかない。 ましてや、彼氏なんていない。 彼氏を作ることなど、私には 無縁であり、到底できない。 だから、家でボーッとしているより 海沿いを歩き回るか海を眺めている方が 何より私の暇潰しになるのである。 私は足を止めて、ガードレール越しに 見える海を何も考えずにただただ、見つめていた。