田中くん……、いや…、遥真の家から登校するのは、最初で最後か………。 この家からどうやって学校まで行くんだろう…………。 一緒に、行ってくれるのかな…………。 最後だし一緒に学校まで行きたいな………。 そんな胸のうちを察したように、 「紫音。一緒に、学校行くぞ。」 ネクタイを結びながら言った。 「うんっ!!」 やったー! 楽しみ!!