放課後。 掃除が終わり、伊緒を待つ私。 「ごっめーん!!!!!掃除が長引いて。遅れちゃった!」 走ってきた伊緒。 「遅いぞぉー!」 靴を履いて、昇降口を出る私たち。 もう、誰もいなく静まり返っていた。 「ねぇ。なぁに?お昼の話って。」 伊緒がわくわくしながら、私に聞いた。 「実はね、今日お昼に屋上に行ったら田中くんがいて、話しかけられたの。あいつも、屋上が好きみたいで。それで、ちょっと嬉しかったの。」 私が、言うと