『好きなのは花柄だろ?』



さっきまで他にも男子がいて、


他愛もない話で盛り上がっていたけど、



暇人な俺等と違って、


皆帰っていった。



それからは俺と初真で、

適当に時間を過ごしていたが、



暫くの沈黙があった時、

突然初真が『好きだ』って言い出した…



好きだ!!




やべ…


ツボにはまった…



好きだ!!

『しつけぇよ愛斗!!』




顔を真っ赤にして恥ずかしがる初真。


『ごめんごめん…』



好きだ!!



もう一回真似をしたら、

頭を思いっきり叩かれた。




『お前さ、


花柄のどこがいいの?』



叩かれて痛い頭を擦りながら、

真面目に聞くと、


『全部』


なんて答えてきた