小さな初恋

何度も聞いた…

葵の声。


何度も見た…

葵の笑顔。





そして、

何度もさせてしまった…



葵の涙が、

いつも俺を苦しめた…





「今日はどうしたの?呼び出して…」


ベンチの隣に腰かけて、

俺の顔を覗き込んだ。



「葵に…

伝えたいことがあるんだ…」





震える声を、

どうにか落ち着かせる。



どうにか最後までしっかり…

俺の気持ちを伝えたい。