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今、尚哉に連れられて俺等は2-Dに向かっている。
理由は、“双葉嘉恋に会うため”だそうだ。
尚哉は、双葉嘉恋を校内中探し回ったが見つからず、ついさっき教室を見てみると、まだスクールバックがあったらしく、“まだ学校に居る”と思ったらしい。
そして、教室で待ち伏せなうって訳だ。
「本当に来るのかよ。」
「来る!!鞄がある!!」
1人、女嫌いが居てソイツは先に帰った。
「もうすぐ1時間経つぞ?……俺、散歩してくる。」
「遅い。」
「まだ、帰らない!!絶対見る!!」
尚哉以外はみんなどうでも良さそうな顔をしている。
ったく。
面倒くせぇな。
そう思ったときだった。
ガラッ