「ねぇー。俺等と遊ぼうよ。」
「今夜、空いてるー?」
「付き合ってよ。」


まだ、あたしに話しかける馬鹿な男が居たんだ。


「悪いけど、他あたって。」


こんな奴等の相手してる暇なんてない。


「えぇー。じゃあ、せめて名前だけでも。」
「そうだよ。」


…名前……ねぇ。


「神条…って言ったらわかる?」

「「「…!!」」」


全員黙り。


「…クスッ…ねぇ…今から死にたい?」


ニヤリと笑うとさっきの男たちが
「「「すみませんでした!!」」」

と謝り、逃げていった。