「…んなこと…………ない。」



「嘘つけ。」



緋翠に馬鹿にしたように笑われた。




負けじとあたしも反発する。



「怖くなんかないし。」



「はいはい。」




…超適当じゃん!!



絶対聞いてないだろ。




「怖いのは緋翠のくせに。」



「はいはい。俺だよ俺。」



「…浮き輪、超へっこんでるし。」



「はいはい。ごめんごめん。」





ごめんは1回でいい!!





「謝る気0だろ。」



「いーや、んなことねぇ。」





緋翠とこんなしょうもないやり取りを海でやっていた。