漆黒の少女




「…。」




尚哉は口をあんぐりと開けたまま、固まっていた。




「…落ちたんだけど。」




アイスが見事に砂浜に落ちた。




「ごめん!!嘉恋ちゃん!!ホントごめん!!」



「…ん。別にいいよ。」




ニコッと尚哉に向けてわらった。



「…か…嘉恋ちゃ…ん。眉間に…。」



「尚哉、もういいからさ、これ、捨ててきて。」



「は、はい!!ただいまー!!」




尚哉は、残ったアイスを持ってゴミ箱に向かって行った。