漆黒の少女




「お待たせ。」



遥空と麗都が両手いっぱいに買ったものを抱えていた。




「…持つ。」



「え?いいの?」



あたしがコクリと頷くと、遥空は“ありがとう”と言って、買ったものを少し渡してくれた。





飲み物なども買ったみたいだ。




だから、両手いっぱいなんだな。




納得 納得。