漆黒の少女




「みんなの分も買って帰るよね?」



「勿論★」



遥空はニコッと笑いながら頷いた。




…何がいいだろうか。




んー、もう全員肉まんでいいっかな?




「麗都。」



麗都の手首を掴む。



「ん?」




あ、何か優しいぞ。



いつもは“あ?”なのに、さっきは“ん?”だった。