漆黒の少女




勇司が意外にも泳ぐのが余り得意じゃなくて



“帝!!溺れる!!浮き輪!!帝〜!!!!!!”



と、海の少し深いところまで来たら、あたしに叫んでいたのをよく覚えている。




「…嘉恋?」



「……ん?」



「……居なくなったりすんなよ。」



「…どうかした?」




煌大がこんなことを急に言い出すなんて珍しい。